1 事故発生

八戸市在住の30代の会社員(男性)が、出会い頭衝突事故により、頚部挫傷、腰背部挫傷、右肘関節部挫傷、右手関節部挫傷の傷害を負いました。

2 相談・依頼のきっかけ

「14級9号の後遺障害の認定を受け、保険会社から示談の提示があったが、妥当な金額かどうか知りたい」とのことで、相談されました。
その後、裁判基準を主張して自分で交渉しましたが、うまくいかず、「裁判基準での賠償を受けるため、示談交渉をお願いしたい」とのことで、依頼されました。

3 当事務所の活動

お客様のご希望のとおり、裁判基準による損害賠償金額を算出し、妥当な金額の獲得に向けて、保険会社との示談交渉を行いました。

4 当事務所が関与した結果

争いとなる点は、傷害慰謝料、逸失利益、後遺障害慰謝料の金額でした。
依頼を受けてから1か月もかからず、いずれも裁判基準での金額を獲得することができました。
既払い金を除き、当初提示額170万円から89万円増額となる約259万円を受領することで解決しました(約1.5倍に増額)。

項目 保険会社の提示 当事務所介入後の結果
傷害慰謝料 84万円 113万円
逸失利益 25万円 44万円
後遺障害慰謝料 50万円 110万円

【獲得額に関するご注意】
解決事例のご紹介においては、獲得額(獲得合計額)を記載させていただいておりますが、保険会社から医療機関に対して直接支払われる治療費等を含めない金額となっております。
他の事務所のサイトでは、こうした治療費等についても獲得額に含めて、金額を大きく見せている例が散見されます。
しかし、こうした治療費等はお客様の手元に残るものではなく、サイトを閲覧する方に誤解を与えかねないという点で、不適切な表記であると考えております。
そこで、当事務所では、お客様の手元に支払われる金額を獲得額として記載させていただいております。

5 解決のポイント(所感)

保険会社は、被害者自身が裁判基準を主張しても、まともな増額に応じることはまずありません。
早めに弁護士に依頼した方が、被害者の負担が少なくて良いでしょう。

今回は、争いになる点が損害賠償額のみであったため、依頼を受けて即日着手し、迅速対応を心がけた結果、1か月もかからず、裁判基準によるスピード解決を図ることができました。