手や指は、物を握る、掴む、叩く、擦るなど日常生活において大切な役割を持っていますが、人体の中でも特に繊細な構造となっています。また、手や指には繊細な知覚もあり、様々な情報を脳との間でやり取りをします。複雑な構造の骨と関節、それを取り巻く筋肉、腱、神経、血管がこれでもかというほど集まっているため、わずかな怪我でも、日常生活や仕事において多大な支障が出ることが予測される部位になっています。

右手

指先から下に順に、末節骨、中節骨、基節骨、中手骨と呼び、親指には中節骨が無く、末節骨と基節骨と中手骨で構成されています。

中手骨の下にあるのは手根骨といい、遠位手根列には、大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鉤骨があり、近位手根列には、舟状骨、月状骨三角骨が配列されています。手根骨のうち豆状骨は、尺側手根屈筋腱の中にある種子骨です。

具体的に言うと、橈骨と尺骨に加えて8つの手根骨によって構成されている手関節、指には24の関節など、多数の関節を有しており、手の骨は、手根骨が8つ、中手骨が5つ、基節骨が5つ、中節骨が4つ、末節骨が5つの合計27本の骨で構成されています。

手首

さらに、手関節の尺側には、TFCC(三角線維軟骨複合体)があり、手首の骨を支えて、手首の外側の衝撃吸収作用の役割を持っています。