1 事故発生

40代の兼業主婦が、自動車を運転中、丁字路交差点で一時停止中に追突される事故に遭い、頚部挫傷、背部挫傷、腰部挫傷等の傷害を負いました。

2 相談・依頼のきっかけ

事故から5か月ほど経過した通院中の段階でご相談いただきました。
お客様からは、「現在、パートを休んでいる分の休業損害を保険会社に毎月請求しているが、対応が遅れがちであり困っている。
保険会社とのやり取りも負担となっているので、対応を弁護士にお願いしたい」とのことで、ご依頼をいただくことになりました。

3 当事務所の活動

当事務所の弁護士は、ご依頼後すぐに保険会社の担当者に連絡を取り、休業損害の速やかな支払いを求めるとともに、お客様の連絡窓口として、通院期間中の保険会社への対応を行いました。
その後、事故から6か月の治療期間を経て症状固定に至ったことから、後遺障害等級認定の申請を行いました。
申請の結果、頚部痛等の症状、背部痛・腰部痛等の症状について、併合14級との認定を受け、自賠責保険金75万円が支払われました。
その上で、適切な金額による賠償金を獲得すべく、保険会社との間で示談交渉を開始しました。

4 当事務所が関与した結果

当事務所の弁護士からの示談の提示に対して、保険会社は休業損害の減額を求めるなどの回答を行ってきました。
これに対して、当事務所の弁護士は、パート労働の休業損害だけではなく、主婦としての休業損害も考慮するべきであるとの反論を行い、交渉を進めました。
そして、交渉の結果、交渉から1か月半ほどで、賠償金として230万円を獲得する内容の示談を成立させることに成功しました。
受領済みの自賠責保険金75万円と合わせると、合計305万円の獲得となりました。
主な損害項目については、下記のとおりです。

損害項目 金額
休業損害 60万円
後遺障害逸失利益 81万円
傷害慰謝料 105万円
後遺障害慰謝料 110万円

【獲得額に関するご注意】
解決事例のご紹介においては、獲得額(獲得合計額)を記載させていただいておりますが、保険会社から医療機関に対して直接支払われる治療費等を含めない金額となっております。
他の事務所のサイトでは、こうした治療費等についても獲得額に含めて、金額を大きく見せている例が散見されます。
しかし、こうした治療費等はお客様の手元に残るものではなく、サイトを閲覧する方に誤解を与えかねないという点で、不適切な表記であると考えております。
そこで、当事務所では、お客様の手元に支払われる金額を獲得額として記載させていただいております。

5 解決のポイント(所感)

兼業主婦の場合、休業損害の金額が問題となることが多くあります。
兼業主婦の方の休業損害では、仕事を休んだことによる減収という明確な損害だけではなく、家事労働にも支障が生じていたという主婦としての休業損害についても考慮する必要があります。
交渉にあたっては、そのような主婦としての休業損害分についても、適切に賠償を求めていくことが必要となります。

6 お客様の声

とても親切でした。
こちらの質問にも丁寧にわかりやすく答えてもらい、こちらの要望も聞いて頂き、とても気持ちいいものでした。
結果が出た後もスピーディーに対応して頂きまして感謝しかありません。
心が折れていた私に光をさしてくれるような対応結果をもたらして頂き、ありがとうございました。
事務所の方々も感じよい対応でよかったです。
今回は本当お世話になりました。
ありがとうございました。

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