交通事故被害者の方が重度の高次脳機能障害や遷延性意識障害のために判断能力を失ってしまった、高齢で認知症のために判断能力がないなどといった場合、交通事故の損害賠償請求等の手続を進めるためには、「成年後見制度」を利用することが必要となります。

成年後見制度とは、判断能力がなくなり、財産管理や身の回りの契約等の法的手続を自分の意思で行えなくなった方をサポートする制度のことを言います。
家庭裁判所が選任した「成年後見人」が、財産管理や身の回りの契約等の法的手続を本人に代わって行うのです。

交通事故との関係で言えば、被害者の方の判断能力がないという場合、損害賠償請求の示談や訴訟といった法的手続を行うためには、成年後見人を付けなければなりません。
成年後見人でない親族等が、本人に代わって損害賠償請求の示談や訴訟を行うことはできません。

成年後見人については、法的な問題点が少ない事案であれば、親族の方が就任することもできますが、交通事故といった法的な問題点が絡んでくると、家庭裁判所は弁護士等の専門家を成年後見人に選任するのが通常でしょう。

当事務所では、交通事故の解決のために成年後見制度の利用が必要となる場合には、家庭裁判所に成年後見人を選任してもらうための申立ての手続をサポートいたします。
また、当事務所の弁護士が成年後見人に就任し、成年後見人として損害賠償請求の示談や交渉をすることが、交通事故被害者にとってベストの場合もありますので、成年後見人への就任についても、ご相談ください。

(弁護士・木村哲也)

交通事故無料相談

当事務所の弁護士が書いたコラムです。ぜひご覧下さい。

No 年月日 コラム
1 H25.9.8 相談料・着手金は無料です。(弁護士・木村哲也)
2 H25.10.15 弁護士費用特約は付いていますか?(弁護士・木村哲也)
3 H25.12.8 刑事記録の取得①(弁護士・木村哲也)
4 H26.2.4 刑事記録の取得②(弁護士・木村哲也)
5 H26.3.13 刑事記録の取得③(弁護士・木村哲也)
6 H26.8.6 交通事故110番様による高次脳機能障害の実務講座を受講しました。(弁護士・木村哲也)
7 H26.9.2 損害保険各社が、自動車保険に限り、暴力団関係者との契約を容認する方針を固めました。(弁護士・木村哲也)
8 H26.10.22 兵庫県で自転車の保険加入義務化の条例案(弁護士・木村哲也)
9 H27.1.23 仕事で使うツール①赤い本(弁護士・木村哲也)
10 H27.1.23 仕事で使うツール②青い本(弁護士・木村哲也)
11 H27.1.23 仕事で使うツール③別冊判例タイムズ38(弁護士・木村哲也)
12 H27.2.16 交通事故110番様の実務講座を事務職員と受講しました。(弁護士・木村哲也)
13 H27.3.24 日本交通法学会の人身賠償補償研究会に出席しました。(弁護士・木村哲也)
14 H27.4.14 医療画像鑑定セミナーを受講してきました。(弁護士・山口龍介)
15 H27.4.20 船井総研の第1回・後遺障害認定実務講座を受講しました。(弁護士・木村哲也)
16 H27.5.27 日本交通法学会の定期総会に出席しました。(弁護士・木村哲也)
17 H27.5.29 物損事故の取扱件数が増えています。(弁護士・木村哲也)
18 H27.6.2 交通事故被害者のご親族の方によるご相談について(弁護士・木村哲也)
19 H27.6.5 状況によっては出張相談もいたします。(弁護士・木村哲也)
20 H27.6.9 当事務所では、弁護士がお客様と面談してお話しすることを重視しています。(弁護士・木村哲也)
21 H27.6.12 事故現場の検証(弁護士・木村哲也)
22 H27.6.19 交通事故と成年後見(弁護士・木村哲也)
23 H27.6.23 民事訴訟における和解(弁護士・木村哲也)
24 H27.6.30 交通事故以外の損害賠償案件について(弁護士・木村哲也)
25 H27.10.27 船井総研の第2回・後遺障害認定実務講座を受講してきました。(弁護士・山口龍介)
26 H28.1.5 2015年の交通事故死亡者数が15年ぶりに増加(弁護士・木村哲也)
27 H28.2.1 むちうちについて(弁護士・木村哲也)
28 H28.2.23 交通事故と自由診療・健康保険について(弁護士・山口龍介)
29 H28.5.19 国会で継続審議中の民法の大改正で、損害賠償額が大幅に増額される見込みが出てきました。(弁護士・山口龍介)
30 H28.5.30 船井総研の第3回・後遺障害認定実務講座を受講しました。(弁護士・木村哲也)
31 H28.8.3 八戸市で交通事故の多い交差点ランキング(弁護士・山口龍介)
32 H28.8.9 交通事故110番様の第8回実務講座を受講しました(弁護士・木村哲也)
33 H28.10.4 死亡事故について(弁護士・木村哲也)
34 H28.11.7 船井総研の第4回・後遺障害認定実務講座を受講しました。(弁護士・木村哲也)
35 H29.3.21 日本交通法学会・人身賠償補償研究会に出席してきました。(弁護士・木村哲也)
36 H29.5.18 日本交通法学会の自動運転車に関するシンポジウムに参加しました。(弁護士・木村哲也)
37 H29.6.19 交通事故紛争処理センターと日弁連交通事故相談センターのあっ旋手続の利用雑感(弁護士・木村哲也)
38 H29.8.18 青森高次脳機能障害家族会「あっぷるメイト」様について(弁護士・木村哲也)
39 H29.9.11 交通事故110番様の第9回実務講座を受講しました(弁護士・山口龍介)
40 H29.11.15 船井総研の第6回・後遺障害認定実務講座を受講しました。(弁護士・山口龍介)
41 H30.1.9 一般道でのシートベルト後部座席着用率が青森県27.6%で東北最低との調査結果が報じられました。(弁護士・木村哲也)
42 H30.6.7 整骨院への通院に関してご注意いただきたいこと(弁護士・木村哲也)
43 H30.6.14 交通事故110番様の第10回実務講座を受講しました。(弁護士・山口龍介)
44 H30.9.26 高齢ドライバーによる交通事故について(弁護士・山口龍介)
45 H30.12.5 歩行中の高齢者の交通事故被害について(弁護士・下山慧)
46 R2.4.30 民法改正による法定利率の見直しと交通事故の損害賠償への影響(弁護士・木村哲也)
47 R2.4.30 LINEでのビデオ通話による法律相談対応を開始しました。(弁護士・木村哲也)
48 R2.10.15 医療鑑定研究会様のWEBセミナー「最近の裁判例における高次脳機能障害の認定状況」を受講しました。(弁護士・木村哲也)
49 R2.11.27 医療鑑定研究会様のWEBセミナー「頭部への外力と脳損傷頭部画像所見」を受講しました。(弁護士・木村哲也)
50 R2.12.15 医療鑑定研究会様のWEBセミナー「意識障害を理解する」「神経心理学的検査の要点」を受講しました。(弁護士・木村哲也)
51 R4.2.17 青森市に「青森シティ法律事務所」を開設しました。(弁護士・木村哲也)
52 R4.3.7 八戸警察署管内の交通事故発生状況について(弁護士・畠山賢次)
53 R4.7.1 駐車場内の事故と過失割合(弁護士・神琢磨)
54 R5.2.10 雪道・凍結路面での事故と過失割合(弁護士・木村哲也)
55 R5.5.30 日本交通法学会の講演「若年未就労の障害者の逸失利益算定方法について」を受講しました。(弁護士・木村哲也)
56 R5.7.24 青森市の交通事故が多発する交差点(弁護士・木村哲也)
57 R5.11.7 交通事故の示談の進め方は?適正な賠償金・過失割合にするための対処法を弁護士が解説(弁護士・神琢磨)
58 R6.3.4 1回目の交通事故の治療中に2回目の交通事故に遭って同じ部位に怪我をしてしまったら(弁護士・木村哲也)
59 R6.3.12 交通事故のむち打ち(頚椎捻挫・頚部挫傷・外傷性頚部症候群)による手や指のしびれと後遺障害(弁護士・一戸皓樹)